福井労働局では、事業場の廃業などにより石綿健康診断を受診できない人向けの「石綿業務に従事した離職者に対する特別健康診断」の受付期間を１２月２８日まで延長すると発表した。
特別健康診断は当初、今月１日から１７日までだったが、問い合わせが全国で現在も続いていることから厚生労働省が期間延長を決めた。
県内では、県労働衛生センター（同市日光、（電）０７７６・２５・２２０６）が１２月２８日まで。県予防医学協会（福井市和田、（電）０７７６・２３・４８１０）は同月２７日まで。
対象者は、過去に石綿を製造、取り扱う作業に従事して退職した人のうち、廃業などで事業者が実施する健診を受診できず、初回ばく露から１０年以上経過していることなどの条件を満たす人。問い合わせは、各健診機関か、全国労働衛生団体連合会本部（（電）０３・５４４２・５９３４）。
産経新聞 - 2006/11/26
石綿健康診断 離職者対象に受付期間延長
