健康のために自然を生かして?農場主ら招きセミナー

農場主や草木染め作家ら多方面で活動する講師を招いた「地域・人交流セミナー」が二、三の両日、香川県丸亀市川西町のくらしデザイン工房「杣人」で開かれた。地元の主婦や元会社員ら計約五十人が参加。自然あふれる健康なライフスタイルについて認識を深め合った。

 セミナーは古里の環境や地域の活性化を考える「NPO法人さぬき風致美考会」(丸亀市、辻村久敏理事長)が企画。市内在住者を中心に、有機農業や自然をテーマにした芸術活動、大学での環境研究などにあたっている六人を講師に招いた。

 有機野菜を栽培する吉村一成さんは、農業を通して健康な食をPR。自然素材の家に住む中村亜希子さんは、住居を建て替えたことで子供のぜん息が治った体験談を紹介した。最後は東大庭師倶楽部の宮江介さんが、健康に優しい「ロハスな生活」について語った。

 会場では講師陣による草木染めやクレーフラワー、ステンドグラスなどの作品展示も行った。

四国新聞 - 2006/12/6