健康でよい年を迎えるためにかぼちゃ供養で無病息災 中京・矢田寺


 無病息災を祈願する「かぼちゃ供養」が23日、京都市中京区寺町通三条上ルの矢田寺(西尾道博住職)で行われた。参拝者は、巨大カボチャをさすり、炊き立てのカボチャをほお張って、「健康でよい年を迎えられますように」と願った。

 冬至にカボチャを食べると中風よけになるとされ、同寺では20年前から冬至に近い日にかぼちゃ供養を営んでいる。

 境内には、山科区や南丹市の農家から奉納された直径が40センチ近い巨大カボチャやヒョウタン形のカボチャが供えられた。訪れたお年寄りや家族連れらがそのカボチャをなで、持病の患部をさすった。

 また、参拝者には、矢田地蔵奉賛会の女性らが早朝から炊いた100個、1000食分のカボチャが振る舞われた。着物姿の女性や外国人らが甘い香りと湯気が立ち上る煮カボチャを味わっていた。

【写真】煮カボチャを振る舞う矢田地蔵奉賛会の女性ら(京都市中京区・矢田寺)

京都新聞 - 2006/12/23