禁煙デー実行委「禁煙対策なし」が26%

事業所実態調査の結果報告
 第2回世界禁煙デー八重山地区実行委員会が16日午後、八重山支庁で開かれ、八重山福祉保健所は、事業所を対象に行った禁煙対策実態調査の結果を報告した。事業所における禁煙対策状況を尋ねる質問では、回答のあった108カ所のうち、28カ所(26%)で特に対策を行っていなかった。

 また、受動喫煙防止を必要性が健康増進法に盛り込まれたことを知っているか尋ねたところ、「知っている」との回答は52%にとどまった。
 また、県が2001年度に策定した健康づくりのために10年計画「健康おきなわ2010」に対する中間評価報告書のうち、禁煙対策に関する部分も紹介され、20-30代をターゲットにした対策や、妊婦の禁煙対策を重視する考え方が示された。

 出席した委員からは「禁煙したい人の背中を押す(禁煙希望者に禁煙支援制度を知らせる)取り組みが必要」との意見が出たほか、禁煙補助剤の保険適用範囲を拡大するよう求める意見もあった。

八重山毎日オンライン - 2006/11/17