嵐・大野 汗だく ファン大興奮

アイドルグループ・嵐の大野智(26)主演の舞台「テンセイクンプー?転世薫風」が2日、東京・青山劇場で初日を迎え、カンフーなどに初挑戦した、大野の汗だくの熱演に満員のファンが大声援を送った。

 「センゴクプー?戦国風」(2003年)「バクマツバンプー?幕末蛮風」(05年)に続く、大野が主演、きだつよし氏が演出の「プー風」シリーズの第3弾。今回は現代から江戸時代にタイムスリップした薫(大野)が、江戸の街で猿飛佐助に間違われて…というSFタッチのコミカルなストーリーになっている。

 約2時間の舞台に、ほぼ出ずっぱり。しかもジャッキー・チェンばりのカンフーの激し立ち回りや、ラブロマンスを展開する美波(20)演じるおときとのダンスなど、休む間もないシーンが連続して、大野は全身汗びっしょり。客席まで飛んできそうな汗のシャワーにファンも大興奮だった。

 初日の舞台を無事こなした大野は「2キロぐらいは、体重が減っているかも。もうガリガリですよ!」と、舞台裏で疲れを見せながらも、すがすがしい第一声。美波や服部半蔵役の秋本奈緒美(43)らとの上々のチームワークに、“座長”も「まずは合格点」といったようすだった。

 公演は20日まで。大野は「食べて、よく寝ないとこれは持たないかも。飲み過ぎにも注意します」と健康管理に気配りしながら「一カ月、みんなと力を合わせて楽しい舞台にします」と意気込んでいた。

 (安崎和司)

中日スポーツ - 2006/12/3