ノロウイルスで負けた、ラグビー盛岡工18人から検出

 全国高校ラグビー大会(大阪・花園ラグビー場)に岩手県代表で出場していた盛岡工の選手ら26人が吐き気や腹痛を訴え、大阪市健康福祉局は29日、同校選手ら18人からノロウイルスが検出されたと発表した。

 選手らは大阪市中央区の「かねよし旅館」に宿泊。25日の夕食か26日の朝食が原因と見ており、同局は同旅館に30日から3日間の営業停止を命じた。

 盛岡工は花園出場32度の伝統校で、開幕日の27日、天理(奈良)に5?19で敗れた。盛岡工によると、同日朝、旅館で部員2人が腹痛を訴え、開会式後には同様の腹痛や吐き気を訴える選手が続出。レギュラークラスの選手も数人含まれており、試合後には選手21人が大阪市内の病院で受診した。大会実行委員会では、各試合後にベンチやロッカールームを消毒する措置を取っている。

読売新聞 - 2006/12/29