秋田 老人ホームでノロウイルス、1人死亡

秋田・大仙市の特別養護老人ホームで、ノロウイルスによる感染性胃腸炎が集団発生し、症状を訴えていた入所者の80歳代の女性が28日、死亡した。
 ノロウイルスの集団感染があったのは、大仙市の特別養護老人ホーム「福寿園」。秋田県健康推進課によると、福寿園では今月24日から29日までに、職員3人と入所者15人が下痢やおう吐などの症状を訴えていた。そのうち、28日に発症した80歳代の女性入所者が夜になって死亡した。

 保健所で患者4人の検査をした結果、4人からノロウイルスが検出された。感染源などはわかっていない。福寿園では、施設内の消毒などを行い、二次感染の防止に務めている。

 秋田県内では今年度、46施設で1158人がノロウイルスに集団感染している。県では引き続き、手洗いや食品の加熱などの徹底を呼びかけている。

日テレNEWS24 - 2006/12/29