健康づくりを中心に活動、 『朝ごはん毎日食べて』 加賀市保健 推進員協


加賀市の保健推進員協議会は十四日夜、同市大聖寺南町の市民会館で、児童や保護者に朝食を食べることの大切さを訴える紙芝居づくりに取り組んだ。来春からの食育推進活動に役立てる。 (林勝)
来春から児童らに訴え
 紙芝居に込められたメッセージは「朝ご飯をしっかり食べよう」。

 制作には同協議会理事ら二十六人が参加。紙芝居の絵をカラフルに着色したり色紙を張り付けたりして、印象的に仕上げた。朝食を食べないと元気が出なかったり、イライラしたり、病気にかかりやすくなることを分かりやすく訴えた。

 同協議会は三重県松阪市の保健推進員が実施している食育紙芝居の取り組みを視察し、加賀市内でも同様の啓発活動を取り入れようと行われた。

 協議会の田渕育美会長は「(健康診断の受診促進など)これまで大人を対象とした健康づくりを中心に活動してきたが、子どもから啓発することも大切。まず、食べることから健康を考えるきっかけづくりをしたい」と話した。

 完成した紙芝居は、市内の地区ごとに開く親子料理教室や学校などで活用される。

【写真】朝食の大切さを伝える紙芝居を制作する保健推進員ら=加賀市の市民会館で

中日新聞 - 2006/12/16