健康や幸福願う節分行事 岐阜の善光寺と伊奈波神社

節分の3日、岐阜市伊奈波通の善光寺安乗院と伊奈波神社では、暦の上で春を迎える4日から1年間の健康や幸福を願った行事が行われた。

 善光寺では、江戸時代末期から続く伝統の「節分星祭り」(中日新聞社協賛)があり、県内外から約3500人の参拝者が訪れた。

 本殿では護摩祈祷(きとう)が行われ、寺が配った豆を「鬼は外、福は内」とまき、1年の幸福を祈った。
 伊奈波神社では同日夜、「第15回節分手筒煙火奉納祭」があり、訪れた約1000人の見物客に、約100本の手筒花火が披露された。火の力で人の罪やけがれなどを焼き払う意味があるという。

 火打ち石で宮司がおこした火で、古宿(ふるじゅく)煙火講(愛知県豊川市)の皆さんが大小の花火に点火すると、吹き出した火柱で境内が明るく照らされた。 (若原隆宏)

中日新聞 - 2007/2/3