水俣病健康調査検討委員会

 水俣病に関する住民の健康調査について、医学や社会学の専門家がその方法を検討する委員会が開かれ、提言案のたたき台がまとまりました。

 九州看護福祉大学二塚信座長が提示した提言の素案をもとに話し合われました。

 健康調査について、メチル水銀の高濃度汚染から時間が経過した現在の症状を把握するために、複数の地点で胎児性水俣病患者を含め汚染があった世代である全住民の調査を行う方向でまとまりました。

 健康調査では、過去の調査の資料を活かせる地域をモデル地域に選び、比較対象として汚染がなかったと思われる複数の地点でも調査を行うこととしています。

 来月29日に開かれる次回の検討委員会で県への提言を取りまとめる方針です。

熊本朝日放送 - 2007/2/17