40歳からの健康管理!メタボリックシンドロームは生活習慣病のイエローカード


 「日本医師会テレビ健康講座─ふれあい健康ネットワーク」の収録が,鳥取県医師会ならびに日本海テレビ放送の協力のもと,三月三日に同テレビ局のスタジオで行われた.

 本事業は,地域医療における地域医師会の役割を地域住民に理解してもらうことを目的に実施しているもので,今年度最後の収録となった.

 番組では,まず,重政千秋鳥取県医師会理事(鳥取大学医学部病態情報内科学教授)が,メタボリックシンドロームの概念と生活習慣とのかかわりなどについて,具体的な症例をもとに,分かりやすく解説.さらに,鳥取大学医学部と連携し,住民検診プログラムに取り組んでいる江府町における栄養指導,生活指導の実際を紹介した.

 その後,岡本公男鳥取県医師会長と重政理事が,平成二十年度から義務付けられることになった特定健診・保健指導とメタボリックシンドロームについて,県独自の取り組みを紹介した.

 また,番組の後半には,岡本鳥取県医師会長と中川俊男常任理事が出演.岡本県医師会長は,県医師会が毎月一回開催している「公開健康講座」や無料健康相談事業を紹介した.

 一方,中川常任理事は,検診受診率の向上が健康増進につながること,また,「かかりつけ医」を持つことで,生涯にわたる健康保持に役立つことを説明した.

 なお,番組は三月二十一日(水・祝日)に,日本海テレビで九時五十五分から三十分間放映される予定.

日医ニュース - 2007/3/19