健康と癒しのプログラムを楽しむ

JTB北海道、JTB沖縄は2007年1月から、「長期滞在型ヘルスツーリズム」の新しい切り口として、花粉症やアレルギー発症者の市場に焦点を向けた「花粉症疎開ツアー」を販売する。既に、一昨年から実証実験として実施していたツアーの本格展開となる。

 「花粉症疎開ツアー」は、花粉が最も多く飛散する春先にスギの生息しない北海道、沖縄エリアに避難し、森林浴、温泉浴、健康メニューの食などの「健康と癒し」のプログラムを楽しむもの。旅だけでなく、免疫バランス検査を行い、免疫の状況をチェックするとともに、免疫バランスとアレルギー発症のメカニズムを習得する医学的な見地も含まれたもの。これによりJTB北海道、JTB沖縄では、花粉症の軽減などの健康保養という切り口で、両地域の観光資源の価値の向上を図り、旅行先や保養地として支援をするねらい。

 北海道コースは3月23日から26日の3泊4日の日程。森林浴でのリラクゼーション、糖平温泉での温泉浴、専門家による問診、旭山動物園で動物とのふれあいなどを含む。また、沖縄コースは3月16日から19日の日程で、タラソテラピーによるリラクゼーション、専門家による問診、花粉症対策商品を製造している企業の工場見学など行う。

トラベルビジョン - 2006/12/7